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「世界と芸術─アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸

東京都美術館 1/24〜4/5
「世界と芸術─アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸 ヴィクトリア&アルバート美術館の「グリーン・ダイニングルーム」
19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動「アーツ&クラフツ」の広がりを美しい作品からたどる展覧会です。
タペストリー「森」
第1部 イギリス
イギリスでは1840年頃から、工業生産と無規制の商業が社会にもたらす深刻な弊害が認識されていました。1860年代から70年代に、デザインと装飾芸術に革新的な取り組み方を示す新世代の建築家やデザイナーが台頭し、アーツ&クラフツ運動に結びつきました。運動の理念を形成したのは、思想家のジョン・ラスキンと、デザイナーで思想家でもあったウィリアム・モリスの二人でした。工場での非人間的な労働を中世の職人仕事と対比させ、社会の変革を求めたラスキンの思想が、運動の礎石となりました。モリスは労働や職人技の喜び、素材本来の美しさを評価し、染色法や木版刷りをはじめ、伝統的な技術や制作法を復興させました。

アーツ&クラフツ運動は、ロンドンやエディンバラ、グラスゴーなどの大都市で、隆盛を極めました。都市には、製造業と職人の伝統、パトロン層、教育機関、施設や協会などのインフラが備わっていました。運動の名前の由来となり、公にアイデンティティーを与えたのは、1887年に創設されたアーツ&クラフツ展協会でした。展覧会を開くことで、装飾芸術の地位を向上させ、作者の認知度を高め、手工芸の復興を奨励し、産業デザインの改良を目指しました。
アーガイル・ストリート・ティールームのハイバック・チェア
モリスの壁紙、ロセッティのステンドグラス、バーン=ジョーンズのキャビネットなど、V&Aが所蔵する名品の他、初期の運動を支えたピュージンやラスキン、マッキントッシュやヴォイジー、アシュビーら、都市や田園で活動した作家の多彩な作品約110点を展示します。 また、モリスが晩年まで使用したケルムスコット・マナーの一部を再現し、生活空間の一例として展示します。
聖ゲオルギウス伝ステンドグラス・パネル
聖ゲオルギウス伝ステンドグラス・パネル
第2部 ヨーロッパ
イギリスのアーツ&クラフツ運動は、ロンドン発行の『ザ・ストゥーディオ』などの定期刊行誌や『芸術と工芸』といった各地の出版物を通じ、ヨーロッパ各地で広く紹介されました。ラスキンとモリスの著書は、ドイツ語、ポーランド語、チェコ語、ハンガリー語に翻訳され、イギリスの作品は中央ヨーロッパの美術館やギャラリーで展示、収蔵されました。ヨーロッパの芸術家やデザイナーは、イギリスに行くと、モリスのレッド・ハウス、アシュビーの手工芸ギルド、ロンドンのアーツ&クラフツ展協会の展覧会を訪れました。
アーツ&クラフツ運動は、ドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、スカンジナビア、ロシア各地で様々に実践されました。しかし。特に工業生産への態度に見られるように、全面的に受容されたり、一部だけが採用されたりするなど、実践の程度は異なっていました。
オーストリア、ドイツ、スカンジナビア、ロシアでの展開を、約50点で構成。オーストリアからは、イギリスの手工芸ギルドを参考に創設した「ウィーン工房」を中心に、ヨーゼフ・ホフマンやコロマン・モーザーらのアヴァンギャルドな家具、金工、ガラス、陶芸、テキスタイルを紹介します。そのほか、ペーター・ベーレンスらが参加したドイツの「ダルムシュタット芸術家村」での試みや、民族のアイデンティティを想起させるスカンジナビアの家具や陶磁器も注目です。
深皿とマグ ベッドとベッドサイドテーブル
第3部 日本
日本では、急速に近代化が進む大正期、工芸や生活のあり方をめぐって、モリスやアーツ&クラフツ運動を始めとする諸外国の議論が多数紹介されました。思想家の柳宗悦(1889−1961)は、内外での古美術品の調査や収集を通じ、無名の工人による伝統美を発見します。1926年、濱田庄司、河井寛次郎、富本憲吉との連名で「日本民藝美術館設立趣意書」を発表し、民芸運動を興しました。

1928年、東京・上野で御大礼記念国産振興東京博覧会が開かれました。その際柳らは、1軒の木造建築を出展します。建物は後に、アサヒビールの初代社長にあたる山本為三郎が買い取り、大阪・三国に移築したことから「三国荘」と呼ばれるようになりました。三国荘は、柳らが建物の設計を行い、室内は、各地の収集品と、若き濱田、河井、黒田辰秋らが作った調度品で埋め尽くされました。三国荘は、住宅における美のあり方を実践的に示した、民芸の原点とも言える存在でした。

柳とともに運動に参加した作家たちは、民芸の考えや各地からの収集品をヒントに各々の制作活動を展開します。近代工芸に大きな影響を及ぼすとともに、日本の暮らしに新しい美意識を浸透させたのです。
本展では、民芸を日本におけるアーツ&クラフツととらえ、まずは柳が生み出した民芸の思想を、木喰仏をはじめとする収集品を通じて紹介します。ハイライトは三国荘の再現展示です。黒田辰秋のテーブルが中心に置かれた応接室、各地の陶磁器や泥絵で飾られた主人室を、実際に使用されていた作品を中心に集め、再現を試みます。そのほか、富本憲吉、濱田庄司、河井寛次郎、黒田辰秋、バーナード・リーチ、芹沢げ陝棟方志功の作品も紹介、合計約120点で構成します。
楽焼皿 兎
沖縄絵図六曲屏風
開催概要
展覧会名 「世界と芸術─アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸まで
開催期間 2009年1月24日(土)〜4月5日(日)
開催場所 東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
開室時間 午前9時〜午後5時(入室は午後4時30分まで)
休 室 日 毎週月曜日
観 覧 料
  当 日前 売団 体
一 般
学 生
高校生
65歳以上
1,500円
1,200円
  700円
  800円
1,200円
  900円
  500円
  600円
1,100円
  800円
  500円
  600円
※料金は消費税込み。団体は20名以上。中学生以下は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(1名まで)は無料。
※毎月第3水曜日はシルバーデーとし、65歳以上の方は無料。
※毎月第3土・日曜日は親子ふれあいデーとし、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額。
※都内の小学・中学・高校生及びこれらに準ずる者とこれらの引率者が、教育課程に基づく教育活動として鑑賞するときは無料。(鑑賞予定日の10日前までに所定の用紙にて申込の上、当館の承認が必要)
お問合せ ハローダイヤル:03-5777-8600
主  催 東京都美術館、朝日新聞社
企  画 ヴィクトリア&アルバート美術館
後  援 ブリティッシュ・カウンシル、外務省、文化庁
協  賛 大日本印刷、大塚製薬、JR東日本
協  力 日本航空、英国政府観光庁
公式サイト 朝日新聞社公式HP:www.asahi.com/ac/
東京都美術館:www.tobikan.jp/
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応募日程
応募期間2009年2月9日(月)〜2009年3月9日(月)
当選発表2009年3月11日(水)

※当選発表は、メール及び当選者発表ページにて発表します。
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