上野・浅草・浅草橋・入谷・下谷・根岸・三ノ輪・谷中・蔵前・小島・千束・柳橋・三筋・元浅草

フルート	／	柳原佑介
オーボエ	／	広田智之、大植圭太郎
クラリネット	／	三界秀実、野田祐介＊
バセットホルン	／	伊藤圭、齋藤雄介＊
ファゴット	／	岡本正之、向後崇雄、山田知史
ホルン	／	有馬純晴、西條貴人、野見山和子 和田博史、田島小春＊、濱地宗＊
		＊特別出演
モーツァルト	：	歌劇「フィガロの結婚」序曲
グノー	：	9つの管楽器のための小交響曲
モーツァルト	：	13管楽器のためのセレナード第10番 「グラン・パルティータ」

オーケストラは室内楽の集合体だと言われることがあります。ハイドンであってもマーラーであっても、編成や楽員数にかかわらず楽器を使ってのコミュニケーションがアンサンブルの原点。その中で木管楽器のセクションは、それぞれの楽器が個性的な音色を持っているため、それをブレンドさせながらひとつのグループとして演奏をしなくてはなりません。そのバランスたるや実に微妙な調整が必要なほど繊細なのですが、オリジナリティ豊かなサウンドを生み出すことができれば、都響サウンドの要となってオーケストラに色彩感を与えることができるのです。
 
都響の創立45周年を記念してスタートする室内楽トークコンサート・シリーズは、記念すべき第1回目がこの木管楽器によるアンサンブル。昔も今も管楽器王国と呼ばれ、色彩感あふれる音楽と演奏者を送り出してきたフランスから、グノーの洒落た作品を。そして木管楽器アンサンブルの発展期〜安定期にあたる18世紀後半、管楽合奏の分野にも多くの作品を残してくれたモーツァルトの名作が演奏されます。個々の楽器を聴き分ける喜びと共に、グループ全体や楽器同士の組み合わせから生まれるハーモニー、そして音色のパレットが変化する様子を楽しめることでしょう。倍音がホールを満たし、その響きが客席に座るあなたの身体と共振するような感覚を覚えるかもしれません。クラシック音楽ファンはもちろん、同じ管楽アンサンブル仲間である吹奏楽のプレイヤーにもおすすめです。