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「和様の書」とは

「和様の書」とは、中国からもたらされた書法を日本の文化の中で独自に発展させた、日本風の書のことです。平安時代中期以降に社会制度や文化の和風化が進むと、日本独自の仮名が生まれ、仮名と漢字が調和した「和様の書」が展開していきました。

本展では、三跡（さんせき）と呼ばれる小野道風（おののとうふう）・藤原佐理（ふじわらのさり）・藤原行成（ふじわらのこうぜい）をはじめ日本を代表する能書の作品や四大手鑑（よんだいてかがみ）など至高の名筆が一堂に集まります。

出品総数約150件のうち約80件が国宝・重要文化財です。日本の文化が育んだ文字の美しさ、日本人の心を感じる、またとない機会となるでしょう。

《 みどころ 》

• 出品作品約１５０件のうち約８０件が国宝・重要文化財。
• 三跡・四大手鑑など至高の名筆が集結。
• 和様の書には、日本人の「心」と「美」がある。
• 信長、秀吉、家康。天下人の自筆が勢ぞろい。
• 新発見・最古級の仮名も出品。

《 展示会の構成 》

• 第１章 書の鑑賞　限りない美の追求から生まれた鑑賞のかたち
• 第２章 仮名の成立と三跡　日本人の美意識による繊細、典雅な究極の書
• 第３章 信仰と書　人々の願いを込めた文字と料紙の荘厳美
• 第４章 高野切と古筆　完成された仮名と漢字がみせる美しい調和
• 第５章 世尊寺流と和様の展開　藤原行成の子孫の個性的で華麗な書と、新たな美

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