旧東京音楽学校奏楽堂

ここがポイント!

貴重な文化遺産である奏楽堂は、建造物として保存されるだけの遺産ではなく、日本の音楽史に果たした役割を踏まえた文化継承の基地として、新たな文化の創造に寄与する文化財です。 特別展は、この点を踏まえた企画として、近代日本の音楽史全般についての資料展示と特定の音楽家にスポットを当て、開催しています。


こだわり・その他

明治23年に創建されたこの奏楽堂は日本最古の木造の洋式音楽ホールで移築後、国の重要文化財に指定(昭和63年1月)されました。

東京芸術大学音楽学部の前身である東京音楽学校の施設だった奏楽堂は、昭和62年に台東区の手で現在地に移築保存され、一般に公開されるようになりました。

二階にある音楽ホールは、かつて滝廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある舞台です。正面のパイプオルガンは、大正9年に徳川頼貞侯がイギリスから購入し、昭和3年に東京音楽学校に寄贈したものです。アボット・スミス社製でパイプ総数1,379本。いまでは世界でも珍しい空気式アクション機構の、わが国最古の貴重なコンサート用オルガンでやわらかな音色が魅力です。

貴重な文化遺産である奏楽堂は、建造物として保存されるだけの遺産ではなく、日本の音楽史に果たした役割を踏まえた文化継承の基地として、新たな文化の創造に寄与する文化財です。

【奏楽堂出し物】
特別展は、この点を踏まえた企画として、近代日本の音楽史全般についての資料展示と特定の音楽家にスポットを当て、開催しています。
会期:毎年秋1ヶ月程度
入館料:通常の入館料
(ただし、演奏会は、別途料金となる場合があります。)

奏楽堂の歴史を踏まえた演奏会や、木造ホールとしての特性を生かした室内楽の演奏会など、年に10数回の演奏会を開催しています。
これらのチケットを割引で入手できる「奏楽堂友の会」があります。
また、一般の公演も含めると年間百数十回の演奏会を開催しています。
入場料:演奏会毎に設定

【木曜コンサート・日曜コンサート】
東京芸術大学音楽学部の協力により開催されるコンサートです。
●木曜コンサート 毎月第3木曜日 開演午後2時
●日曜コンサート 第1・第3日曜日 チェンバロ演奏
      第2・第4日曜日 パイプオルガン演奏
(演奏時間 午後2時と3時の2回、各30分間の演奏)
第5日曜日 日曜特別コンサート(開演午後2時)
入場料 通常の入館料(300円)

詳細情報

名 称

旧東京音楽学校奏楽堂

住 所
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-43
地図を見る
アクセスJR京浜東北線:上野 (徒歩 約5分)
JR高崎線:上野 (徒歩 約5分)
JR常磐線(上野~取手):上野 (徒歩 約5分)
JR東北本線(宇都宮線):上野 (徒歩 約5分)
JR山手線:上野 (徒歩 約5分)
JR京浜東北線:鶯谷 (徒歩 約4分)
JR山手線:鶯谷 (徒歩 約4分)
お問合わせ

03-3824-1988  お問合わせの際は「上野・浅草ガイドネットを見た」とお伝えください。

FAX

営業時間9:30~16:30 日・火・木(水・金・土はホール使用がない場合)
定休日月曜日(祝日と重なる場合は翌日)、特別整理期間等
クレジットカード
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