- 2011年4月8日 12:08 PM
- 12ヶ月の誕生石
ダイアモンドのグレード(品質等級)を示すための基準となる要素についてお話します。
「カラット Carat」 「カラー Color」 「クラリティ Clarity」 「カット Cut」 の4つがあります。この4つの頭文字をとって4Cと呼びダイアモンドの品質評価、価格評価の判断基準となっています。
その4Cについてお話をします。
カラット Carat 重量
宝石の重量の計量単位で『ct』で表します。1ctは0.20g直径約6.5mmが目安となります。
カラー Color 色
一般的にダイアモンドには無色透明のイメージがありますが実際にはほんのりとした色味を帯びているものがほとんどです。無色透明のものをDカラーとしてだんだん黄味を帯びていくごとにE・F・G・・と順にアルファベットで等級を表しています。Dカラーに近い程無色透明で価値が高いとされています。
クラリティー Clarity 透明度
透明度を示す基準は内部のキズの量により評価されます。天然のものですから内部に結晶化していない炭素や不純物が含まれ、内包物として見られることも多いのです。この内包物がない無キズな石「フローレスflawless」から肉眼でも見られる内包物をもつ石までを11等級に分類します。
カット Cut 研磨
ダイアモンドの美しさに人間が関われる唯一の要素がカットです。ダイアモンドを最高に輝かせるためのカットとプロポーションを数式で表し58面体のラウンドブリリアントカットに仕上げ、その宝石のカットの技術がどれだけ正確で美しいかにより、エクセレント(EX)からプアー(P)までの5段階評価をします。
4Cについてお話しましたがダイアモンドだけがもつ輝きと美しさという観点から考えると重要視したいのがカットではないでしょうか。
ダイアモンドにはブライトネス(白色光の輝き)ディスバージョン(虹色の輝き)シンチレーション(光のきらめき)という3つの要素が生まれるといわれています。好みはありますがこの要素が美しさをもたらしてくれます。
来週はカットについてお話させて頂きます。
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