- 2011年7月6日 11:20 AM
- 12ヶ月の誕生石
天然から産出される[コランダム]のうち美しいもの(宝石種)だけが磨かれて宝石、貴石とされ赤色のものをルビーといいその他の色はサファイアと云います。 赤色のルビーの中でも最も評価されるのが「“ピジョンブラッド” 鳩の血」の色でほんの少しの青みを感じさせる真紅色です。
ルビーの原産地はミャンマー、タイ、スリランカ、タンザニアなどですがピジョンブラッドのルビーが多く産出されるのはミャンマー産と云われています。そしてカボションカット(表面のツヤと形の美しさ重量があるようにふっくらとした曲面をもつ形状に仕上げたカット)にした場合、アステリズム効果が示されたルビーを「スタールビー」といい、ビルマ産・スリランカ産から採れます。インドで産出されるスタールビーは「インド・スタールビー」と云います。
アステリズム効果とは、宝石中に針状などのインクルージョンが配列的に分布するものを正しい石取りで山高のカボションカットにした際に、点光源によって4条ないし6条の光を発する効果のことをいいます。
ルビーの年間産出量は世界中合わせてもダイヤモンドの30分の1しかありません。
明日は歴史上に残るルビーについてお話します。
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